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過ぎたるは猶及ばざるが如し

 

「煩悩」

だいぶ市民権を得た仏教用語の一つである。

「除夜の鐘で108回叩くヤツでしょ!」

これは

大晦日から新年を迎える際、除夜の鐘を108回つくのは、「煩悩」を一つ一つ消し去り清らかな心で新年を迎えよう!!

そんな感じで行われており大体の皆様が知っていると思う。

煩悩とは?

辞書には「心身を迷わせ悩ませるあらゆるもの」

とある。

この「煩悩」

「欲」とほぼ同義語か。

欲を求めるあまり「人」であったり「物」が「心身を迷わせ悩ませるあらゆるもの」になる。

心に「煩悩」が次から次に生まれてくる。

悪い考えの総称と言えば「煩悩」

とても悪いものとされていると思う。

実際のところ「ある程度」は良いとされているのである。

「必要煩悩」「必要欲」とでもいうのか。

三大欲で考える。

「食欲」

お腹が空くから食事をとる。

これは生きて行くのに必要

しかし

誘惑に負け、食べ過ぎると太ってしまうし健康に良くない。

「睡眠欲」

規則正しく睡眠をとる。

これも健康の為に大切。

しかし

睡魔に負けて居眠りや必要以上に寝て寝坊したりするのは・・・。

「性欲」

ほどほどは良いが・・・。

暴走すると色々と問題がある。

他にも色々ある。

「出世やお給料を求める。」

勉強や仕事を頑張る為にはある程度は必要である。

しかし、行き過ぎると人間関係に問題が起きたり、心身を病んだりすることもある。

何でもある程度に「ほどほど」が大切か。

 

「過ぎたるは猶及ばざるが如し」

この意味。

私は「過ぎ去った事はもうどうしようもないよ!」と思っていた。

恥ずかしながら違うらしい。

「過分すぎる事は、及ばない(足りない)事と一緒だよ。」

との事。

太り過ぎもよくないがやせ過ぎも良くない。

寝過ぎも良くないが寝不足もよくない。

性欲も・・我慢する時はするし我慢し過ぎも良くない。

何度もいうが何事も「ほどほど」に。

そう過ごせれば「心身を迷わせ悩ませるあらゆるもの」が少しは顔を出さなくなる・・・かも。

考え過ぎてもまた「煩悩」が・・。

ほどほどに頑張ってみます。

合掌

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