ブログ

イチロー選手の鍛練

先月、イチロー選手がプロ野球からの引退を発表された。

数々の新記録を樹立、更新し続けプロ野球選手として実働28年。

世界最高峰のメジャーリーグ全選手の中でも、最年長となる45歳での引退であった。

本当に長い間お疲れ様でした!である。

現役時代イチロー選手は、ロボットに例えられる程、規則正しい生活を送っていたという。試合開始までの時間を逆

算し睡眠、食事、球場入り、練習のスケジュールを組む。

「人の何倍も努力なんて出来っこない。ちょっとの努力を続けるしかない」

とイチロー選手は言う。

毎日毎日の鍛練、コツコツと積み上げた技術や、心の強さがあったからこそ到達できた世界がある。

またイチロー選手が現役時代、常々口にしていたのは

「最低でも50歳まで現役」

と言う言葉。

引退会見では「その表現をしてこなかったら、ここまで出来なかったと思う」と言っていた。

そんなイチロー選手の日々の偉業から、お念仏のことを考えた。

お念仏とは

「阿弥陀様!極楽浄土にお迎え下さい!!」と願い「南無阿弥陀仏 ナムアミダブツ」と唱えるもの。

阿弥陀様が、私達に

「一回でも私の名(阿弥陀仏)を呼ぶものは、私が全員迎えに行って仏の世界(極楽浄土)に生れさせてあげます!」

と約束して下さった故のものだ。

お念仏はたった一回でも、極楽浄土に往きたいと願い、お唱えすれば誰でも救われると仰っている。

大変有難いお約束である。

しかし、である。

「一回お唱えをしたからもう何をしたって大丈夫!」となってしまったら?

仏の道に入る前に、人の道がある。

「この一回のお念仏でさえ、阿弥陀様が極楽浄土に連れて行ってくれるんだ!」

と感謝をしながら、一回でも多くお念仏をお唱えして行く事が大切なのではと思うのだ。

法然上人は仰っている。

「一丈の堀をこえんと思はん人は、一丈五尺をこえんとはげむべきなり」

(約3mの堀を越えようと思うなら、約4m50㎝を越える気で励みなさい)

イチロー選手が野球の為に日々行っていた鍛練が、我々にとって極楽浄土に往く為のお念仏である。

初心を忘れず、慢心せずに、目標はなるべく高く。

イチロー選手!お疲れ様でした!

 

関連記事

  1. 松風山 大覚寺 十夜法要の御案内
  2. 2月15日は涅槃会
  3. 変わるとは
  4. せつもく
  5. ふと思う・・住職の一人ごと (2-1)
  6. あこがれのゴールド免許
  7. 夏の終わり
  8. いただきます!

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

最近の記事

お寺ブログ カテゴリー

大覚寺の推奨サイト

千葉市のインテリア仏壇 ルミエール

 

株式会社フレンド 暮らしのギフトルミエール

PAGE TOP