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人間に生れてくるには。

 

妖怪人間ベム

妖怪に生れた「ベム」「ベラ」「ベロ」の3人?3匹?が人間になる為に色々な苦難を乗り越えながら人間になったかな

らなかったか・・・が大体のあらすじかと思う。

「早く人間になりたーい」

アニメを観ていなくても、このフレーズを聞いたことがある方も多いと思う。

人間。

妖怪として・・はともかく人間として生まれてくる命もあれば、犬や猫、魚や昆虫で生まれてくる命もある。

人間として生まれてくる確率とは?

法然上人は

「この世に人間として生まれてくることは、天高くより糸を垂らし、大海の底に沈む「針」の穴に糸を通すような事と同じくらい難しい事だ」

と仰っている。

想像してみる。

天高くから大海に糸を垂らす。風も吹く。海に着水。波もうねりもある。糸がゆっくり沈み海底の針の穴に・・・

通るわけがない。

無理。

それくらい難しいと仰っている。

人として生まれる確率。

これを分かりやすく?「宝くじがどれくらい当たる確率」として導き出した方がいる。

筑波大学名誉教授 村上和雄氏

分子生物学者の世界的権威。

氏曰く

「人間としての細胞一個が生まれる確率が、宝くじ一等が100万回、しかも連続で当たるくらいの確率」

「人間は約60兆の細胞で出来ている」

「人間として生まれてくる確率は、宝くじ一等が100万回連続で当たる確率×60兆」

とのこと。

これも凄過ぎていまいちピンとこないような・・。

以前、福岡のお坊さんで宝くじで2回高額当選した方がいて話題になった。

2回でも凄いこと。

こちらは100万回、しかも連続。

しかも60兆かける。

天文学的、いや超天文学的な確率。

再度言うが氏は、分子生物学者の世界的権威である。

研究をすればするほど、とにかく「人間」として生まれてくるということは凄い事らしい。

難しいことはよく分からないけど・・。

しかしこの「命」はご先祖様が、途切れることなく繋いできた命。

その昔から数えきれない病気や飢饉、自然災害、戦乱等をなんとか乗り越えて繋いできた命のバトン。

ご先祖様は20代さかのぼれば、なんとまさかの100万人以上になる。

その方々誰一人、只の一人欠けてもこの「命」はない。

そういった方々がいてこそ、この「人間」として生まれることが出来た。

有り難い。

たしかに、超天文学的な確率かも。

そして「人間」として生まれたからこそ「お念仏」のみ教えに出会えた。

ちょっと想像してみると聞こえるもの、見えるものが変わってくる。

「人間」として生まれたからには。

お念仏を絶やすことなく繋いできた方々にも感謝して。

合掌

 

 

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