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おべんとう

私が小学生の頃は、週休一日。

最近復活しつつあるらしいが、土曜日に午前中だけ授業があった。

その為、平日の昼食は学校給食だが、土曜日は家で食べることになる。

御存じのとおり私の家はお寺。

土日の日中に法事等がある為、母がいつも姉と私にお弁当を用意してくれていた。

学校から帰ると夏は冷蔵庫、冬は炬燵の中に弁当が二つ。

そのお弁当が何故だか、ほぼ「のり弁」であった。

どんなのり弁か?

具は

「豚バラを炒めて醤油のみで味付けしたもの」

「甘い卵焼き」

「梅干し」

のみ。

春夏秋冬土曜は、ほぼこの「のり弁」

飽きそうなものである。

しかし、極まれに他のメニューの時もあったがその度に「次はのり弁にして!!」

私は運動会や遠足の弁当ものり弁を逆指名していた。

二つ年上の姉も私に負けないのり弁フリーク。

いつの間にか兄弟共に、尋常ではなく「のり弁」を欲する体になってしまったのである。

毎週土曜日、そののり弁を「独占!女の60分」を観ながら二人で食べたものである。

余談だが、なぜかキャシー中島が好きであった。

 

その後、大人になってもお弁当屋さんに行った際、悩んだ挙句結局いつも注文するのは

「のり弁」

色々食べました。

しかし、その度に「なんか違うなぁ・・・」と感じる。

間違いなく美味しいのだが・・

 

母の作ってくれた「のり弁」。

いわゆる茶色弁当である。

もっと彩りとかありそうなものである。

しかし「あの」のり弁を無性に食べたくなるのである。

のり弁と分かっていてもフタを開ける時のあのワクワクドキドキ。

食べたいと思い母に頼もうかと思うが、ちょっと恥ずかしいので最近は自分で作るようにもなった。

最初自分で作ってみた時に「母の味」になるか心配だったが・・。

なんと見事にほぼ同じであった。

味付けは「醤油」と「砂糖」のみだからそれはそうだが・・。

それにしても自分でのり弁を作り、家の中で食べる。

「家でお弁当?」と言っていたつれあいも今は立派なこの「のり弁」フリーク。

因みに、言うまでもなく父である住職もスーパーのり弁フリークである。

合掌

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